ましきラボとは
about
2つのコンテナがつくりだす、
まちの舞台・縁側
豊かな桜並木の河川空間に開く舞台のように2つのコンテナをL字状に配置し、ウッドデッキを縁側のように設え、屋根をマルシェのように架けることで、住民が立ち寄りやすく、居心地がよく、そして様々な活動がしやすいようなラボとしてデザインしました。
コンテナの側面を開放することによりデッキスペースを含めて一体的な大空間となり、時には河川空間まで拡張したイベントや講演会等も開催可能です。
ロゴについて logo
ロゴには、益城町の町章にも使用されている梅の花をモチーフにデザインしました。
ましきラボの役割 rolls of us
教育・実践・研究が循環する持続可能なコミュニティ創出研究の実践展開
地域や自治体のニーズに応えるため、
大学に集積された研究・知識を
プロジェクト化して
復興に約立てることを目的としています。
活動内容 Activity
ラボを中心に以下のようなまちづくり活動を展開しています。
秋津川河川公園とラボ
ましきラボは住民が日常生活のなかで、ふらりと立ち寄りやすい施設であることを目指し、立地は既成市街地に近い場所を想定しました。そのなかでも、住民が地震以前から憩いの場として親しみをもっていたこと、小中学校に近く子どもたちが日常的に遊びの場としていたこと、被災後の生活のなかでホッと息をつける自然豊かな環境が相応しいこと、などの観点から秋津川河川公園の一角を敷地として選定しました。
建築概要
20フィートコンテナを使用した理由としては、工期短縮およびコスト削減が挙げられます。また今後長期にわたる復旧・復興のなかで、そのフェーズに応じて、また状況の変化に応じてラボの移転、拡張等も想定されるため、高度なフレキシビリティを実現する観点からコンテナを採用しました。
新たな拠点
2022年4月より、益城町復興まちづくりセンター「にじいろ」の一部をお借りして、毎週土曜日にオープンラボを開催しています。「にじいろ」の3つの基本方針は、子どもからお年寄りまで気軽に集える交流と住民活動の場、熊本地震の記憶の継承の場、災害に備える場、です。熊本地震の記憶の継承を目的とした展示として“記憶のプロムナード”も整備されており、益城町の復旧・復興への歩みを知ることができます。いままでよりも一層、住民の方にふらっと立ち寄っていただける場となることを目指します。
- ⌈にじいろ⌋の由来
- 雨の後に虹が架かるように、2016年熊本地震からの復興への希望という想いが込められています。
- 2016年熊本地震の2016は「(に)(じ)ゅう(い)ち(ろ)く」⇒「にじいろ」と呼ぶことができ、熊本地震を忘れないという記憶の継承の意味も込められています。
出典:益城町復興まちづくりセンター