実習ツアー バスと調査船による見学と調査実習

平成23年10月14日(金)

場所:熊本県水産研究センターおよび熊本大学合津マリンステーション

【実施概要】

「熊本県水産研究センターでの実習」

水産センター職員により熊本県の水産業の特徴や問題点が解説され,水産センターで行われている研究についても紹介されました。その後,養殖魚の投餌体験にはじまり,専門研究員から解説を受けながら,養殖魚の試験水槽,ハマグリや熊本オイスターの養殖,ノリのカキ殻糸状体などを見学して廻った。実物を目にして参加者からさまざまに質問がだされていました(写真1,2)。


写真1:オニオコゼ養殖試験

写真2:展示水槽

「合津マリンステーションでの実習」

当日は天候不順のため,恒例の船上実習は行わず,逸見先生の指導によりマリンステーション研究施設の見学が行われた。研究施設の紹介に続いて,絶滅危惧生物ナメクジウオの繁殖が行われている人工飼育室も見学しました(写真3,4)。その後,バスで移動し,クルマエビ養殖として有名な維和島にバスで移動し,クルマエビ養殖とウイルス病などの問題を中心に養殖業の現状について解説をうけ,クルマエビ養殖場を転用したハマグリ実験養殖場を見学した。


写真3 ナメクジウオ幼魚

写真4:ナメクジウオ餌用珪藻の培養

水産センターでは養殖業に直結するテーマが中心となっていますが,マリンステーションでは沿岸域生物の行動・生態に関する基礎的な研究が中心です。 今回の実習では沿岸域生物の基礎と応用研究について幅広く学ぶことができ,沿岸域環境と生物の関係についても理解が深まったことと思います。

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