実習ツアー バスと調査船による見学と調査実習

平成24年10月25日(木)

場所:熊本県水産研究センターおよび熊本大学合津マリンステーション

【実施概要】

「熊本県水産研究センターでの実習」

水産センター職員により熊本県の水産業の特徴や問題点が解説され,水産センターで行われている研究についても紹介されました。その後,各研究室を見学した。養殖実験水槽では専門研究員から解説を受けながら,養殖魚の試験水槽,海藻の試験養殖,ノリのカキ殻糸状体などを見学して廻った。実物を目にして参加者からさまざまに質問がだされていました(写真A, B)。


A: 試験水槽

B: 養殖ノリ糸状体

「合津マリンステーションでの実習」

逸見先生の指導により船上実習としてプランクトン採取が行われ,マリンステーション研究施設では,逸見先生と嶋永先生の指導によりの採取したプランクトンの顕微鏡観察が行われた。研究施設の紹介に続いて,絶滅危惧生物ナメクジウオの繁殖が行われている人工飼育室も見学した(写真C, D, F)。


C: 船上でのプランクトン採集

D: ナメクジウオ飼育水槽


E:プランクトン顕微鏡観察

水産センターでは養殖業に直結するテーマが中心となっていますが,マリンステーションでは沿岸域生物の行動・生態に関する基礎的な研究が中心です。今回の実習では沿岸域生物の基礎と応用研究について幅広く学ぶことができ,沿岸域環境と生物の関係についても理解が深まったことと思います。

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