バスと調査船による見学と調査実習

平成22年10月19日(火)

場所:熊本県水産研究センターおよび熊本大学合津マリンステーション

【実施概要】

「熊本県水産研究センターでの実習」

水産センター職員により熊本県の水産業の特徴や問題点が解説され,水産センターで行われている研究についても紹介されました。その後,養殖魚の投餌体験にはじまり,専門研究員から解説を受けながら,養殖魚の試験水槽,ハマグリや熊本オイスターの養殖,ノリのカキ殻糸状体などを見学して廻った。実物を目にして参加者からさまざまに質問がだされていました(写真1,2,3)。


写真1:養殖実験水槽

写真2:養殖ノリのカキ殻糸状体の培養

写真3:熊本オイスターの養殖試験

「合津マリンステーションでの実習」

逸見先生の指導により実習船による近海クルージングがおこなわれ,船上では沿岸域海洋環境についての解説や海洋環境調査の一例としてプランクトン採取(写真4)が行われました。マリンステーション内では,逸見先生の指導により採取したプランクトンの顕微鏡観察(写真5)やその生態について解説が行われました。また,絶滅危惧生物ナメクジウオの繁殖が行われている人工飼育室も見学しました。


写真4:プランクトン採集

写真5:プランクトンの顕微鏡観察

水産センターでは養殖業に直結するテーマが中心となっていますが,マリンステーションでは沿岸域生物の行動・生態に関する基礎的な研究が中心です。
今回の実習では沿岸域生物の基礎と応用研究について幅広く学ぶことができ,沿岸域環境と生物の関係についても理解が深まったことと思います。

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