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熊本大学

熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター

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お知らせ

台湾政府経済部水利署の専門家視察団がご来訪されました

 令和4年11月18日に、台湾政府経済部水利署(台湾政府の水行政の統括部門)のChien-Hsin Lai署長をはじめとして経済部水利署、長栄大学、成功大学の専門家からなる台湾政府視察団が本センターを訪問されました。水環境と水防災分野における日本と台湾の現状紹介、将来に向けた連携に関する意見交換や河川・海岸現地視察を行いました。

 当日、大谷 順 理事(研究・グローバル戦略担当)・副学長とLai署長よりご挨拶を頂き、柿本 竜治 センター長よりセンターの概要説明を行いました。その後、本センターから嶋永 元裕 副センター長による合津マリンステーションを拠点とした沿岸域環境研究、石田 桂 准教授による深層学習等を生かした気象・水象予測研究、金 洙列 准教授による海岸・河川・下水道における複合型浸水解析研究等の紹介を行い、視察団から貝殻などを生かした環境に優しい沿岸砂州管理等の紹介を行いました。また、地球温暖化が降雨・雨滴に与える影響やレーダーを用いた気象の観測・解析技術の改良、高潮・高波・河川流・下水道流れの複合浸水予測技術に関する課題、河川環境管理における河口部環境保全・再生の重要性などについて、活発な議論が交わされました。さらに、視察団は国の重要文化財に指定されている五高記念館を訪ね、熊大の歴史と文化に感銘する場面もありました。

 交流会の後、本センター(併任)の張 浩 教授の案内で視察団が住吉海岸、長部田海床路、白川環境整備事業、建設中の立野流水型ダム等の現地を訪問し、熊本への理解を一層深めていただくことができました。

 

Lai署長と柿本センター長

 

全体記念写真

 

意見交換会の様子