天草周辺の沿岸環境 ~ 介形虫からみた天草の海 ~
話題提供: | 田中 源吾(くまもと水循環・減災研究教育センター) | |
日 時: | 10月28日(土) 13:00~14:30 | |
会 場: | 熊本大学合津マリンステーション(上天草市松島町合津 6061) | |
共 催: | 熊本大学,熊本地方気象台,国土交通省阿蘇砂防事務所 | |
参加人数: | 19名 |
介形虫(かいけいちゅう)は,ゴマ粒より小さく,二枚貝の中にエビが入ったような生物で,約5億年前から現在まで海の中で生き続けています.介形虫は種(種類)ごとに地形・環境にあわせて棲んでおり,有明海や八代海でも,それぞれ海況の異なる場所に分布しています.この特徴を利用することで過去の海洋環境の移り変わりを推定することが出来ます.調べてみると氷期(氷河期)にユーラシア大陸沿岸から引っ越してきた種もいることもわかってきました.今回は介形虫からみた天草の海について紹介しました.