「阿蘇の水を利用した黒川第一発電所」
話題提供: | 九州電力株式会社 水力開発総合事務所 | |
日 時: | 7月28日(日) 13:00~16:00 | |
会 場: | 旧立野小学校,黒川第一発電所関連施設のフィールドワーク | |
参加人数: | 30名 | |
共 催: | 熊本大学,南阿蘇村,国土交通省阿蘇砂防事務所,熊本地方気象台,阿蘇青少年交流の家 | |
協 力: | 九州電力株式会社 水力開発総合事務所 | |
阿蘇カルデラ内に降った雨は阿蘇谷を流れる黒川と南郷谷の白川となり,カルデラ唯一の切れ目である立野火口瀬から有明海に流れています.この立野火口瀬は外輪山の急峻な地形や活断層の存在からこれまで,大雨や地震によって多くの土砂災害を経験してきた場所でもあります.熊本地震では強振動による斜面の地すべりによって九州電力黒川第一発電所の一部が損壊する等,周辺地域に大きな被害が発生しました.熊本地震から8年たった現在,黒川第一発電所の復旧工事が行われており,復旧では外輪山の地下を通るルートでの水圧管路トンネルや,トンネルを横切る断層への対応などで最新技術をもとにした安全対策が施されています.今回のサイエンスカフェでは建設中のトンネルや周辺施設の見学から,地域特性に合わせた地域づくりと社会インフラ整備について共に考えました.
参考図書:「熊本地震の痕跡からの学び」SPOT15 74−77ページ