《フィールドワーク》 震災遺構からのまなび ~ なにもないのがふつう ~
話題提供: | 熊本県観光戦略部観光国際政策課 | |
松村政秀(熊本大学) | ||
日 時: | 3月3日(日) 13:00~16:00 | |
会 場: | 南阿蘇村旧立野小学校(南阿蘇村立野1596) | |
共 催: | 熊本大学,熊本県,南阿蘇村,国土交通省阿蘇砂防事務所,熊本地方気象台,阿蘇青少年交流の家 | |
参加人数: | 22名 | |
熊本地震では多くの被害が発生しました.地震から7年経ったいまでは地震前と同じように通行できるようになりましたが,被災したインフラ構造物の中でも,復旧に時間を要したのが橋(はし)でした.復旧後「なにもない,なかったのがふつう」のなかで,熊本地震の発生からいまに至るまでの記憶や経験,得られた教訓を確実に後世に伝えるため,回廊型のフィールドミュージアム「熊本地震 記憶の廻廊」の取組みが県と被災市町村で進められています.熊本地震震災ミュージアムの取組みに携わる県職員の方から,その思いと今後の展望を紹介いただきます.さらに,普段は通過しかしない橋のたもとに立ち止まり,土木工学の視点から橋がどのように破壊され,そして修繕され今はどのようになっているのかを紹介しました.
今回のサイエンスカフェで,震災遺物の展示や橋のフィールドワークから「なにがあるのか」さがし,そこから,防災や人と自然との共生のあり方について改めて一緒に考えました.
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