有明・八代海沿岸の災害
話題提供: | 熊本地方気象台 宮田浩 | |
熊本大学准教授 金洙列 | ||
日 時: | 10月26日(土) 13:30~16:00 | |
会 場: | 熊本県防災センター1F 101会議室 | |
熊本市中央区水前寺6-18-1 県庁敷地内 | ||
参加人数: | 14名 | |
共 催: | 熊本大学,熊本地方気象台,国土交通省阿蘇砂防事務所,阿蘇青少年交流の家,熊本県,熊本県博物館ネットワークセンター | |
第一部
台風によって高潮が発生し,海面が高くなって海岸の堤防を超えると,一気に海水がなだれ込んできます.平成11年台風第18号では八代海沿岸を中心に高潮による被害が発生し,不知火町(現宇城市)松合地区では12名の犠牲者が出ました.今回のサイエンスカフェでは,気象台から,台風のしくみ,過去に発生した高潮災害,台風情報についてご紹介頂きました.
第二部
今回は,複合災害とは台風が襲来すると時に,高潮,高波,潮汐,高潮の越流,高波の越波,雨による地表面流,下水道の逆流,河川の越流,海水の流入,構造物の決壊などの様々な要因により発生する浸水災害を,数値手法を持って予測・評価する内容を紹介します.特に,2018年大阪湾に襲来した台風21号による関西国際空港の浸水を中心に複合災害を紹介します.また2024年台風10号による高潮予測実験の内容を紹介し,沿岸災害の危険性を紹介頂きました.