阿蘇カルデラの砂防と治山 ~ 外輪山の土砂災害を防げ ~
話題提供: | 国土交通省九州地方整備局阿蘇砂防事務所 調査課・工務課 | |
熊本県阿蘇地域振興局農林部 林務課 | ||
日 時: | 11月10日(日) 13:00~16:00 | |
会 場: | フィールドワーク | |
阿蘇市的石地区(西平川1砂防堰堤工事現場),南阿蘇村立野地区(数鹿流崩れ) | ||
集合場所: | 旧立野小学校 駐車場 | |
参加人数: | 11名 | |
共 催: | 熊本大学,国土交通省阿蘇砂防事務所,南阿蘇村,熊本県企画振興部,熊本地方気象台,阿蘇青少年交流の家,熊本県博物館ネットワークセンター | |
協 力: | 阿蘇火山博物館,阿蘇ジオパーク推進協議会,八千代エンジニヤリング株式会社 | |
阿蘇カルデラ外輪山は,熊本を代表するとても美しい景観を構成しています.一方で,カルデラ璧と呼ばれる外輪山の急崖では,平成28年熊本地震の際は数鹿流崩れなど各所で斜面崩壊が発生し,また,平成24年九州北部豪雨などの大雨では土石流が発生するなど,地域に大きな被害をもたらしています.このカルデラ壁がどのようなものか,航空レーザ測量をもとに作成した詳細な立体地形図を片手に現地を歩きながら,地形や地質そして植生を観察し,その成り立ちや土砂災害との関係について学びました.そして,建設中の砂防堰堤や数鹿流崩れにおける対策後の斜面の現状、治山施設などを見学し,自然との共生について考えました.