地震から2年が経ち,復興の形も少しずつ見え始めてきた益城町。しかし,復興において,複雑で多様な課題が存在します。特に益城町では,市街部と集落部で課題も大きく異なります。加えて,人口減少という日本中の地域が抱えている問題にも,直面していると言えるでしょう。そのような状況のなか,住民の皆様が,この町に暮らし続けていくためには,何が必要なのでしょうか。様々な課題に広く目配せしつつも,あるべき一つの未来を形作ること,すなわち,「復興」を「デザイン」することが大切であると私たちは考えました。
そこで本シンポジウムでは,東日本大震災における復興などにも精通している建築家の内藤廣氏を基調講演にお迎えし,さらに,復興に勢力的に取り組んでいる住民の方々や益城町の復興に精通している学識者との議論を通して,人々がこの町で暮らし続けていくために,復興は何ができるのか,そのデザインの可能性や方向性について,皆様と考えたいと思います。
日程等の詳細
- 日 時: 7月10日(火) 18:00~20:30 (開場17:30)
- 会 場: 益城町交流情報センター(ミナテラス)視聴覚室
- 主 催: 熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター/ 熊本大学ましきラボ
- 後 援:益城町
- 事前申し込み不要/ 入場無料
【基調講演】
「復興とデザイン」 内藤 廣 氏(建築家,東京大学名誉教授)
益城町住民の方々と大学教員等を交えたパネルディスカッションも行います。