10/26(木)にましきラボ1周年を記念するイベントをましきラボで開催することができました。気温がぐっと低くなる夜間の開催にも関わらず多くの方々がラボに足を運んでくださったこと,イベントに対しての嬉しいご意見などを伺い暖かい気持ちで会を終えることができました。ありがとうございました。
“語り継ぐことは責務である。”
阪神淡路大震災を経験され現在も多岐に渡り活動を行っている小林郁雄先生が会の終盤にトークセッション中におっしゃった言葉です。熊本地震発災してから約1年半が経ち,私達が活動をしていく中で多くの壁が現れてきます。それを乗り越えるために私達は過去のケースを参照し熊本に置き換え適当な判断を行っていくのですが,そこで小林先生がおっしゃったのは”成功ケースから学ぶことは何か“ということでした。
力の入れどころとお金の出先の関係,生業を中心とした組織の話,まちづくりの全体性へのギャップ,役場のキーパーソン等(まだまだありましたが。笑)の多くのトピックから,事の本質は何か,成功ケースの実態をちゃんと掴めているのかと熊本に住み地震を経験した私達に問われているという想いです。
阪神淡路大震災の発災から約20年以上が経ち震災の事を知らない学生も多いそうです。しかし,神戸の学生は必ず他県の学生から阪神の出来事を聞かれ,勉強することで対応します。
“語り継ぐことは責務である。”
という小林先生の投げかけに対し,ラボの役割は何か?専門家の役割は何か?学生ができることは何か?今一度考えるきっかけをいただき会を終えています。