世間はクリスマスムード一色となり、一段と厳しくなる寒さと共に年の瀬を感じる時節となりました。
12/14(土)に益城町復興まちづくりセンター「にじいろ」にて、NPO法人益城だいすきプロジェクトきままに代表の吉村静代さんを講師にお迎えし第5回ましきラボ勉強会を開催しました。本日は地域防災研究室から竹内先生と学生9名が参加し、3名の方にご来場いただきました。
吉村さんは益城町出身で、一度上京した後再び益城に帰り、川が汚れて川遊びをしなくなった子供たちの姿を見て川掃除の団体を設立したことが活動の源流だそうです。以来、熊本地震を始め全国各地の災害で避難所運営や仮設住宅でのコミュニティ構築など、災害時のボランティア活動に尽力されている方です。
実際に様々な災害対応に当たった経験から、課題や運営のコツなどを伺い、地域防災について学ぶ立場として、非常に有意義な時間になったと思います。
精力的に活動を行う吉村さんの原動力は、「他人ではなく自分のためにやること」そして「子供たちに益城を誇りに思ってもらう」ことだそうです。
故郷が嫌いで上京した吉村さんは、「益城を誇りに」という素敵なモットーで活動されています。
最後に「益城のことを大好きになってね」と笑顔で仰られていたのが印象的でした。
もうすぐ能登半島地震から1年が経ちます。被災地は未だ復興の道半ばです。お正月を過ごす頭の片隅に、被災者を偲ぶ想いを忘れないようにしたいものです。
