減災型社会システム部門では、熊本地域において持続可能な減災型の社会を実現することを目指しています。減災型社会とは、たとえ災害が発生しても被害を最小限に抑え、復旧・復興が迅速に進む社会のことです。熊本は自然災害が多い地域であり、最近だけでも、平成24年7月の九州北部豪雨災害、平成28年4月の熊本地震により甚大な被害が発生しています。今後も、記録的な豪雨や巨大台風、南海トラフ地震、阿蘇火山の噴火などによる深刻な災害被害が懸念されています。このような多様な災害リスクから人々の生命や生活を守るには、社会として減災力を高めることが非常に重要です。
本部門では、熊本地域を対象として、防災・減災に関する調査研究と技術開発、それらの成果の社会への実装、および、多様な方々に防災・減災教育を行うことで、減災型社会の実現を支援します。地域住民の方々や、学校、自治体、気象台、社会福祉協議会、博物館・ジオパークなどの防災・減災に関する地域のステークホルダーの方々と連携させていただくことで、本部門の取組みをより実効性のあるものにしてまいります。
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