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イベント開催報告

ラボ開所3年イベント「みんなで話そう復興の現在と未来」を開催しました

先日10/19(土)にましきラボ開所3年イベントを開催致しました。
参加者は27名!とても多くの方々の参加を記録し,大変嬉しく思っています。ありがとうございました。

ただただ幸せな空間(=場)だったなと,深く噛み締めています。
住民,行政の方が多く集まりいただいたなか,イベントの開始前,休憩時間,イベント終了後,どこを切り取って見てもお話の場が複数できている。
それも,住民,行政,大学と主体ごとに固まるのではなく主体を超えて場が作られていることにとてもとても嬉しくなって,実はすごく胸がいっぱいになっていて,設立当初からは考えられない幸せな風景があの場所を満たしていことを本当に感謝しないといけない,今も余韻が続いて止まないイベントだっとこをこの場を借りてお伝え致します。

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さて,イベントですが2部構成となっています。
1部では「復興の現在」を話すために住民,行政,大学関係者と3つの主体に分かれていただき,ラボ教員である星野先生,円山先生,竹内先生,佐藤さんのリードのもと3年半を紐解いていきました。
復興に対して「できたこと」「できなかったこと」を軸に各テーブルで膨らんだ議論は以下,

■住民テーブル
・住民発案 → 行政に提言 → 実現までの速度感へのもやもや
・まち協,自治会の活動を学校教育につなげたい
・まち協主催のイベントにましきラボを招待したい!(ラボを労いたい)
・集落部と都市部の復興に対するスピード感がようやくあってきた(うさぎとかめ)

■行政テーブル
・震災前より地域との距離が縮まった。
・復興の過程を記録することが大切
・横断的なプロジェクトチームが行政内に発足
・みんなが”ハッピー”なまちを目指すには?
・大切なのはコミュニティ,違いを認め合う共同体を目指す

■大学関係者テーブル
・復興計画を総合計画へ反映,でも存在が忘れられている?
・「復興」という言葉が外れてきている
・料理(=復興事業)が見えていない不安
・見えてもいない料理(=復興事業)をみんな”不味そう”と思っている

2部では上記を中心にW田中(智之先生+尚人先生)がファシリテーターとなり,「復興の未来」を参加者に投げかけながら対話を進めていくことに。

2部の中心のキーワードなったのは「ファン」と「サポーター」。どうやったら美味しい料理と思ってもらえるのか?各地で調理が進んでいるが,そもそも益城町はどんな味を目指しているのか?など,復興事業・活動を“料理“と”味”に置き換えて「ファン」を増やすこと,「ファン」から「サポーター」を如何に育めるか?へ話しを展開。

昨年,内藤先生も石川栄耀の「都市の味」を引用され,「「益城町の味」とは何かを考えることが大切だ」とお話されたのを思い出します。2年経過では実感できなかったトピックが開所3年のイベントを通してもう一度議論にあがったこのタイミングを大切にしなければと感じています。

また,2部ではましきラボの活動についても言及していただきました。
「今日のイベントの話をここにいる参加者はどのぐらい理解しているのか」,「ましきラボのファンになりたい,でも,なり方がわからない」。参加者の多くはオープンラボ常連の方々で「ファン」の存在に支えられていたイベントだったことを再認識し,私達の最も特徴的な活動の一つであるオープンラボの存在を伝えました。
柿本先生が最後にお話されていましたが,私達は「サポーター」であり,「リーダー」ではないこと。サポーターの中で一番美味しい料理を考えた人を全力で応援したいと考えており,そのことが少しでも伝われば幸いだなと思います。

今回のイベントの1部で,「なんでましきラボはこんなにも益城町のために頑張ってくれているのか」と尋ねられ、その時は上手く応えられませんでした。ましきラボ或いは教員の方々の「ファン」として益城町で活動をはじめ,知らず知らずのうちに益城町の「ファン」になっているのかもしれません。

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長くなりましたが,引き続き毎週土曜日14:00〜17:00でオープンラボを開催しています。
ぜひ,ふらっとお立ち寄りください。