市民公開講座―「有明海・八代海を科学する」

事業の概要

沿岸域の環境科学に関する研究成果の地域への還元、及び干潟浅海域に関する環境教育の充実を目的として、一般市民を対象とした公開講座「有明海・八代海を科学する」及び体験実習を、熊本県水産研究センターとの協力のもと実施した。

講義は毎週水曜、午後6時30分から90分の計6回行った。講師は、熊本大学沿岸域環境科学教育研究センターの専任教員および熊本県水産センター研究員が担当し、有明海の環境問題に関する最新の研究成果を分かりやすく解説し、沿岸域環境の問題について受講者とともに議論した。

対象:一般市民(60名)

場所:熊本県民交流館パレア

参加費無料

講義

10月1日(水)

開催にあたって

内野明徳(熊本大学沿岸域環境科学教育研究センター長)

「有明・八代海の現状とより良い環境創りに向けて」

滝川 清(熊本大学 同センター教授)

10月8日(水)

「熊本県のノリ養殖について」

松尾 竜生(熊本県水産研究センター浅海干潟研究部研究主任)

10月15日(水)

「干潟生物の巣穴が果たす役割」

嶋永元裕(熊本大学 同センター准教授)

10月22日(水)

「貝類を通して見た熊本県の沿岸環境」

逸見 泰久 (熊本大学 同センター教授)

10月29日(水)

「養殖ノリ糸状体の環境ストレス応答能」

瀧尾  進 (熊本大学 同センター教授)

11月5日(水)

「堆積物に記録された熊本沖有明海の環境変化」

秋元和實 (熊本大学 同センター准教授)

修了証書授与式

10月23日(木)

バスと実習船による見学と調査実習

熊本県水産研究センターでの研究施設の見学や実習および
合津マリンステーションでの船上実習、および施設内での実習

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