市民公開講座―「有明海・八代海を科学する」

事業の概要

日本最大級の干潟をもつ有明海・八代海は世界的にも特異で貴重な海域です。豊富な水産資源をもつ同海域も、近年、早急に解決しなければならない多くの問題が発生しています。熊本大学沿岸域環境科学教育研究センターと熊本県水産研究センターでもこの問題に取りくんでおり,その成果を市民講座として紹介してきました。

今年も,その後の研究成果をもとに内容の充実をはかり,下記のとおり市民講座を開催することとなりました。6回の講義では,沿岸域の生物・環境に関する最新の科学的研究成果をわかりやすく解説し、干潟沿岸域の環境の保全創造について皆さまと共に考えたいと思います。多数のみなさまのお申し込みをお待ちしております。

対 象:一般市民(80名)

日 時:下記の期日の午後6時30分〜8時00分

場 所:熊本県民交流館パレア 熊本市手取本町8番9号 テトリア熊本ビル9階第1会議室

参加費:無料

講義

10月7日(水)

開催にあたって

嶋田 純(熊本大学 沿岸域環境科学教育研究センター長)

講義・第1回「音で探る有明海の過去,現在,そして未来」

秋元和實(熊本大学 同センター准教授)

10月14日(水)

講義・第2回 「熊本県における藻場の現状と藻場が果たす役割」

荒木希世(熊本県水産研究センター資源研究部研究主任)

10月21日(水)

講義・第3回 「有明・八代海の環境特性と再生への技術開発」

滝川 清(熊本大学 沿岸域環境科学教育研究センター教授)

10月28日(水)

講義・第4回 「カイアシ類の生態学」

嶋永元裕(熊本大学 同センター准教授)

11月4日(水)

講義・第5回「肥後ハマグリの資源管理とブランド化」

逸見泰久(熊本大学 同センター教授)

11月11日(水)

講義・第6回「養殖ノリの色落ちと環境ストレス応答」

瀧尾 進(熊本大学 同センター教授)

10月20日(火)

実習 バスと実習船による見学と調査実習

熊本県水産研究センターでの研究施設の見学や実習および
合津マリンステーションでの船上実習、および施設内での実習

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