市民公開講座―「有明海・八代海を科学する」

市民公開講座「有明海・八代海を科学する」および体験実習

日本最大級の干潟をもつ有明海・八代海は世界的にも特異で貴重な海域です。豊富な水産資源をもつ同海域も、近年、早急に解決しなければならない多くの問題が発生しています。熊本大学沿岸域環境科学教育研究センターと熊本県水産研究センターでもこの問題に取りくんでおり,その成果を市民講座として紹介してきました。

その後の研究成果をもとに内容の充実をはかり,下記のとおり市民講座を開催しました。6回の講義では,沿岸域の生物・環境に関する最新の科学的研究成果をわかりやすく解説し、干潟沿岸域の環境の保全創造について皆さまと共に考えたいと思います。

対 象:一般市民(100名)

日 時:下記の期日の午後6時30分〜8時00分

場 所:テトリア熊本ビル9階会議室(10月9日、16日は第7会議室)

参加費:無料

講義

9月25日(水)

開催にあたって

逸見 泰久(熊本大学 沿岸域環境科学教育研究センター長)

講義・第1回「海洋生物の長期モニタリングの重要性」

逸見泰久(熊本大学 同センター教授)

10月2日(水)

講義・第2回 「八代海の環境変動と底生生物の反応」

嶋永元裕 (熊本大学 同センター准教授)

10月9日(水)

講義・第3回 「水産研究センターでの貝類増養殖研究の現状と展望」

鮫島 守 (熊本県水産研究センター養殖研究部 兼 食品科学研究部長)

10月16日(水)

講義・第4回 「有明海・八代海再生へのシナリオ」

滝川 清(熊本大学 同センター教授)

10月23日(水)

講義・第5回「海苔ゲノムの解読によって分かったこと」

瀧尾 進(熊本大学 同センター教授)

10月30日(水)

講義・第6回「最新の音響装置とロボットを用いた宮城県東部 (気仙沼湾)の瓦礫調査」

秋元 和實(熊本大学 同センター准教授)

10月18日(金)

バスによる熊本県水産研究センター見学と干潟での実習

熊本県水産研究センターでの研究施設の見学や実習および
合津マリンステーションでの船上実習、および施設内での実習

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